子どもの病気コラム

その他

お子さんに飲ませる薬をしっかり把握しよう

こんにちは。Sunnyキッズクリニック院長の若林です。

今回はお子さんに飲ませる薬について勉強していきます!

皆さんはなぜ薬が出されているか説明できますか?

お子さんのお薬手帳の内容を説明できるようになろう。

お薬手帳は他の先生の治療方針を把握する重要なツール。

この薬を飲んでも良くなりません

小児科のクリニックで診察をしていると、上記のような質問をよく受けます。特に当院は毎日診察しているため、休日などには、他の病院がかかりつけのお子さんが、咳・鼻などの症状が改善しない、前よりどんどん悪くなったなどと言って、来院することがよくあります。少しでも当院の治療でよくなってくれればとスタッフ一同が思っています。そのため、問診票などでこれまでの経過を詳細に伺うとともに、お薬手帳を拝見して、お薬についても質問させていただくこともあります。ちなみに、パパやママは、お子さんに出された薬がどのような薬で、なぜ処方されているかの説明を受けていますか?また処方された薬をいつまで内服すれば良いのか、中止をする目安はいつなのかなど、薬の投与の基準や、服薬終了時期に関して説明を受けていたりますか?

おそらくここまでの時間を取れるクリニックは多くないでしょう。現在の日本のクリニックでは、診察にかけられる時間が短く、処方するお薬に関しても十分な説明ができていない現状があります。当クリニックは、このような各疾患の概要を示したパンフレットや、医師以外のスタッフの家族のサポートを通じて、お子さんのホームケアのレベルを少しでもあげられればと考えています。

パパ、ママ自分のことを思い出してみてください。ご自身が病院を受診した時にどう言った診断で、どのような理由で薬が出たかがわからずに、お薬だけを渡されても、安心して薬を飲んだり、通院したりする事はできるでしょうか?きっとできませんよね。乳幼児のお子さんたちはそのような不安を直接口に出す事はありません。だからこそ、パパ、ママが大切なお子さんのために、処方された薬の内容を把握する必要があるのです。

当院はパパやママ、お子さんたちとしっかりしたコニュミケーションをとり、一緒に治療方針を考えていければと考えています。薬の処方理由、どれくらいで効果が出てくるのか、いつ辞めれば良いのかなどは、薬を処方した医師が説明するのが義務ですが、日常の診察では「薬をだしておきますね」の一言しかなく、パパ、ママが処方された薬の十分な説明を受けていないがために、お子さんの状態や治療方針を把握するのが大変な場合が多々あると考えています。
繰り返しになりますが、パパ、ママが処方箋の内容を把握する事は、お子さんの病気や状態を判断して把握する上で大事なことと言えます。私たちスタッフの薬の説明が足りない場合には遠慮なく、クリニック内で、どのような病気や考えられているのか、どのような理由で薬が処方されたのか、いつまで内服すれば良いのか、どうなったらもう一回病院を受診すればいいのかなど、確認していただければと思います。

お子さんの健康を守り、安全、安心の環境で子育てをしていくためにも、少しでもパパやママが病気や薬に対する正しい理解を深めて、診察室の限られた時間内でお子さんの最もいい治療方針を一緒に考えていければとスタッフ一同考えています。

お困りの際はいつでもご受診ください。

ではまた!