クリニックブログ

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手足口病の皮膚症状への対応について

こんにちは!
Sunnyキッズクリニック川口駅前院の看護師・CAI(アレルギー疾患療養指導士)伊中です。

最近は涼しく、秋🍂を感じますね。長袖の季節になり気温の寒暖差が辛い方が多いのではないでしょうか。
本日は手足口病の皮膚症状への対応やケアについてお話できればと思います。

手足口病は感染してから3~5日後に、口の中、手のひら、足底や足背(足の甲)などに2~3mmの水疱を伴う複数の発疹が出ます。ほとんどの発病者は、3~7日のうちに治る病気ですが、手足口病の典型的な症状はみられずに重症化することもありますので、注意が必要です。また、一時的に手足の爪の脱落を伴う症例も報告されていますが、自然に治るとされています。

感染経路は、飛沫感染、接触感染、糞口感染(便と一緒に排泄されたウイルスが口に入って感染すること)が知られています。
保育施設や幼稚園で流行しやすいです。感染を広げないために、職員と子ども達が流水と石鹸で手洗いをすることが大切です。
特におむつを交換する時には、排泄物を適切に処理したあと流水と石鹸で手洗いをして、タオルの共用は避けるのがベターです。

皮膚症状に対して何かお薬は塗らないの?

手足口病はとても派手な発疹がみられることもあるため、びっくりされるご家族が多いと思います。

主にコクサッキーウイルスA6(CA6)、CA16、CA10、エンテロウイルス71(EV71)などが原因のウィルスです。

ウィルス感染によるものなので自分の免疫で頑張って治していくものになります。お薬についてはお熱やお口の痛みに対して解熱鎮痛薬を使うなどの対象療法になります。

そのため、抗生剤やステロイド塗布をしても改善はみられないです。ステロイド多用が悪化を招いてしまうこともあるようです。
発疹にかゆみなどを伴うことはたまにあるため、その場合はクリニックでご相談くださいね。医師の判断にもなりますが、塗り薬が出ることもあります。
発疹に対してしてあげられることはあまりないですが、スキンケアをしてあげることで秋の乾燥に備えていくことが大切です☺️

お子さんの皮膚はバリア機能が弱く、トラブルが起こりやすいです。

トラブルを防ぐためには

きめ細かくしっかりした泡で、汚れを落としてきれいにする(しわを伸ばしながら素手で撫でるように洗いましょう🫧)
保湿して乾燥を防ぐ(大人の人差し指第一関節分で手のひら2枚分が目安、1日2回を目安に優しく均等に塗ってあげます)
この2つがとても大事になります🌷

秋の乾燥シーズンや気候の変化でお洋服の選択も難しく、汗をかいてしまったりでかさかさだったり、かゆみを感じてかいてしまうお子さんもいると思います。
また、スキンケアを頑張っているのになかなか良くならないとお困りのご家族もいらっしゃると思います💧

もちろん医師と診察にてご相談もできますが、不定期ではありますがスキンケア外来でゆっくりと相談できる場所もあります。
ひとりで悩まずにクリニックにご相談くださいね🌷お待ちしております☺️

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