小児科コラム

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小児におけるコロナワクチン 接種に関して①  安全性は?接種した方がいいの?

Sunnyキッズクリニックの若林です。
当院でも2021/9/15から16歳未満の小児に対してのワクチン接種が始まります。

日々コロナワクチン に関して賛否両論ありますが、日本小児科学会からコロナワクチン に関して、一定の見解が出ていますので、数回にわたり、内容をまとめながら紹介させていただきます。

本日は小児におけるワクチン接種の意義や、安全性に関してです。
このブログを読み終わる頃には、少しだけ、コロナワクチンに関しての知識が深まるでしょう。

小児におけるワクチン接種の意義に関して

12歳以上の健康なお子さんがワクチン接種をする意義はあるのか?

小児科学会からは、意義はあると思うとの見解が出ていますが、接種にあたってはメリット、デメリットを家族、本人共にしっかり把握することが重要と記載されております。

メリットとしては

・新型コロナウイルス に対する高い感染予防効果がある

→海外の12-15歳の小児への接種経験からの情報では、新型コロナワクチン2回接種後に新型コロナウイルス感染症を発症した小児は0/1,119人に対し、プラセボ群(ワクチンを接種していない人)では18/1,110人が新型コロナウイルス感染症を発症したという報告があります。またワクチン接種後の抗体価は16~25歳にくらべ12~15歳の方が高かったという結果もあることから、12-15歳はワクチンを接種することでしっかり抗体が上がる=感染予防効果が高いと考えられます。

・自身が免疫を持つことで、集団免疫の手助けになる

→自分自身が免疫を持つことが周囲の人を守ることにつながり、小児においても、大勢の人がワクチンを受けることにより、流行を抑えることに寄与できると考えられます。

デメリットとしては

・小児に関して接種は始まったばかりのため、十分なデータがない。

大人の接種に関してのみしか、まとまったデータはありませんが国内の成人の接種に関して検討した結果は以下の通りです。

国内の医療従事者2万人の調査の結果は接種した同日から翌日にかけて、
8~9割の人に接種した腕の痛みや重み、
5~6割の人に倦怠感や頭痛、
2~3割の人に悪寒や筋肉痛、
2割程度の人に38℃以上の発熱がみられると報告されています。

いずれの症状も2~3日で軽快する事が殆どのようです。

主に若年の男性においてワクチン接種数日以内に心筋炎が発生することが報告されています。
この副作用はまれですが、発症した場合でも入院は必要になりますが、ほとんどは軽症であると報告されています。

副作用や心筋炎などの副作用は怖いけど、接種した方がいいの?

日本小児科学会は以下の理由から、12歳以上の健康な子どもへの接種は意義があると考えています。

・他の接種年齢群と同様の高い予防効果が期待でき、ワクチン接種は子どもにおいても日常生活を取り戻すための重要な対策の一つとなり得ること
・ワクチン接種後の発熱、倦怠感、頭痛、悪寒、接種部位の疼痛などの副反応の多くは数日で自然軽快すること
・ワクチン接種後の心筋炎のリスクに関しても比較的軽症で済む事が多く、現段階では実際に新型コロナウイルスに罹患した場合のデメリットよりもワクチンを接種するメリットが上回る

しかしながら、今後、日本独自のデータを積み重ねるとともに、先行してワクチンが導入された米国などからの最新の報告なども参考にしながら迅速な解析を行い、継続して安全性の評価をする必要があるとも述べています。

現段階では接種の意義はあり、予防効果は高いと考えられるが、しっかり安全性の評価を続けていく必要があると考えられます。

今回は接種の意義、安全性についてまとめてみました。

次回は、ワクチンの接種対象者、副反応などに関してまとめていきたいと思います。
ではまた!

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院長 若林 大樹

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資格

日本小児科学会 専門医

所属団体

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日本小児アレルギー学会

日本周産期・新生児医学会

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