小児科コラム

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鼻処置って必要? 鼻がズルズルして苦しそう。どうすればいいの?

Sunnyキッズクリニックの院長の若林大樹です。
自分が病院やクリニックで働いていてよくご家族からあるご要望があります。「鼻水が苦しそうなので吸引してあげてください」

もちろん吸引することもありますが、本当に必要なのでしょうか?この記事を読むことで鼻吸引が必要かどうか?
鼻吸引を行うことで得られるお子さんのメリット、デメリットをしっかり理解できる思います。
鼻水は湿度の調節、異物からのバリアなどの機能がある
吸引を頻回にやる事で、風邪が早く治るという根拠はない。
吸引が必要な状況は、鼻閉で眠れない、水分が取れないなど。
鼻水が詰まっている状態は、中耳炎、副鼻腔炎などのリスクあり

 

鼻水の役割は?

鼻は呼吸を行い嗅覚としての役割があります。空気を吸ったり吐いたりする為、吸い込んだ空気の温度や湿度を調節したり、外からの異物(ウイルスや細菌、埃や花粉など)の侵入を防ぐ機能もあります。

鼻水は体を守るために大切な働きをしており、異物が入った際に鼻の粘膜が反応して、大量の粘液を作り異物を外に出そうとします。

温度や湿度の調節ですが、暖かい飲み物を飲んだ時や、入浴中などに鼻水がでることがあると思います。

これは鼻が温度や湿度を調節しているためです。熱い空気が気道などに入るのを防ぐために鼻水を出して熱い空気を覚ましているのです。

冷たい空気が直接入ってきた際も鼻水を出し湿度を高くして体温に近い湿度にしようとしています。

また異物を外に出そうとする役割もあります。辛い香辛料を嗅いだ時や、花粉症の時などに、くしゃみが出るのがその理由です。

異物を外に出そうと鼻水を出して対応しています。これは体の正常な反応なのです。風邪の状態では粘膜が炎症を起こしているので頻回な吸引を繰り返す事や鼻をかみすぎる事は、粘膜にさらなる強い刺激を与えることになるので控えたほうがいいと考えられます。

 

どんな時に吸引をすればいいの?

鼻水の役割から示した通り鼻水は体を守る反応の1つです。

過度な吸引は必要ありませんが、特定の状態では吸引をしてあげたほうがいいというのが当クリニックの考え方です。

吸引は頻回に行うのではなく、

鼻水が多くて眠れない
鼻詰まりで水分摂取が難しい

鼻詰まりで呼吸が苦しそう

などの場合に行えば問題ないと考えられます。

過度に吸引をする事で、風邪で炎症を起こした粘膜をさらに刺激し炎症を悪化させることにもつながります。

また病院へ行くたびに吸引をされる事で、お子さんも病院に行くことに対し恐怖心を覚えることにもつながります。

ご両親やご家族から見て大切なお子さんの鼻がずるずるしていたりすると、気になったり何かしてあげたいと思う気持ちは自分もよーくわかります。

でも、押さえつけられて吸引されたりする事はお子さんからしてみれば恐怖でしかないのです。もちろん必要であれば行いますが、何もしないで見守る。日常生活でできる工夫を行なって経過を見る事も立派な治療です。

何もしてあげられてない。
そう思わずに見守る勇気を持ちましょう!
何かあればクリニックに相談してもらえればいつでも相談に乗りますから!

鼻水が多くて眠れない場合や、水分摂取が難しい場合には吸引をすることで一時的に症状を改善して、水分を取りやすくすることや、呼吸を楽にし、睡眠をよくとれる様にしてあげることが必要と考えます。

またもう一つ気をつけたほうがいいのは鼻詰まりの状態です。鼻詰まりは炎症により腫れた粘膜の部分に鼻水が溜まることで起こります

この鼻詰まりを放っておくと耳や副鼻腔へ鼻水が流れ込み、中耳炎や、副鼻腔炎を起こします。

つまり鼻詰まりの時は外に流出しにくくなっている鼻水を吸引してあげる必要があります。

また粘膜の腫れを取ることも大事なので
蒸気を吸って吐く鼻呼吸
入浴
暖かい蒸しタオル

などが効果があります。ドロドロの鼻水が少し柔らかくなるので吸引しやすくなります。鼻を自分でかめるお子さんではこのタイミングでかむと普段より出やすいでしょう。

話をまとめると

経過を見ててOK
鼻水が垂れて出てくる間対応が必要
奥にたまっている時
ドロドロで出せない時

自宅で吸引しやすい機械として、頻回に使わないのであれば電動の機械を推奨します。

メルシーポットコンパクトピジョン電動鼻吸い器などです。
クリックでリンクで飛べます。

クリニックで使用しているものなども含め相談に乗りますので遠慮せずに聞いてくださいね。

ではまた!

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院長 若林 大樹

院長 若林 大樹

資格

日本小児科学会 専門医

所属団体

日本小児科学会

日本小児アレルギー学会

日本周産期・新生児医学会

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