Sunnyコラム

スタッフブログ

人生で最も楽しかった時間

はじめまして。

5月からSunnyキッズクリニックに入社させていただきました、受付事務 兼 看護助手の添野(ソエノ)です。

初めてのスタッフブログ、どんなことを書かせていただこうかと悩んだのですが、今回は私が人生で最も楽しかった時間について書こうと思います!

 

私は18歳(大学1年)の夏、お世話になっていた教授に勧められ、スリランカの「カラハガラ」という村に滞在し、現地の家庭にホームステイしました。

カラハガラは、スリランカの首都であるスリ・ジャヤワルダナプラ・コッテから列車で8時間、国が保護する広大なジャングルの隣にある村です。

日本では親しみがある、お風呂やシャワー、トイレという概念が村にはなく、現地に入ってから3日間は環境になれませんでした。加えて、私は村の人たちが話す言語であるシンハラ語がほとんど話せず、手でご飯を食べるという文化にも抵抗がありました。しかし現地の人たちがやっていることを見よう見まねして、言われたことをとりあえずなんでもやってみると、どんどん生活が楽しくなっていきました。

「ガンガヤーナワ」は、私が最も好きなシンハラ語です。意味は「川で水浴びをしよう」という意味です。カラハガラでは毎日、ジャングルと村の間を流れる川で、サロンという布を体に巻いて水浴びをします。私は水浴び初心者だったので、滞在した家のお母さんにいつも付き添ってもらいました。(手がかかるので、お母さんには「私の大きな赤ちゃん」と呼ばれていました。笑)

川にはたくさん魚が泳いでいて、頭上の木々には美しい鳥がとまっていることもありました。そして一度だけ、ジャングルの向こう側にいる象を見たこともありました。スリランカでは象に家を踏みつぶされたり、人が襲われたりする事件がとても多いので、その日は水浴びも早々にみんなで走って家に帰りました。

何もないと思っていた小さな村は、3週間経った頃、私にとって十分すぎるくらいの何か大切なものがある、愛しい村に変わっていました。

豊かで幸せな時間を忘れられず、大学2年生の夏にも同じ村を訪れました。

パンデミックの中、当分スリランカにはいけないのかと思うと悲しいですが、再び親しい人たちに再会できることを夢見ています。