小児科コラム

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日本小児科学会が生後6か月〜5歳未満の全ての小児に新型コロナワクチン接種を推奨!!!

第7波により感染者数急増に伴い小児の患者数が増加、それに応じて重症化する小児患者が増加してしまいました。以前日本小児科学会は「5~17歳の全ての小児に新型コロナワクチン接種を推奨」という声明を出しました。それに引き続き11月2日に「生後6か月以上5歳未満の全ての小児への新型コロナワクチン接種を推奨」という声明を出しましたので、厚生労働省の情報も交えて簡単にご紹介したいと思います。

http://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=466

https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/infant/

 

●ワクチンの種類・接種量・接種回数・接種間隔・接種部位について

月齢6か月〜4歳に承認されたのはファイザー製のmRNAワクチンです。

接種量・接種回数・接種間隔・接種部位は以下の通りです。

生後6か月〜4歳のワクチン接種量は成人量の1/10となります。成人に比し接種量が少量であるため、十分な抗体価上昇をさせるため3回接種となっております。また成人とは異なり、筋肉量が少ない乳幼児では外側広筋(太もも外側)の接種が推奨されております。

 

●生後6か月〜5歳未満の全ての小児に新型コロナワクチン接種を推奨

①小児患者数の急増に伴い、以前は少数であった重症例・死亡例が増加

第7波はこれまでの流行と違いは、子どもの感染者数が急増しました。

感染者数の急増に伴い、以前の流行と比較しクループ症候群、熱性けいれん、嘔吐・脱水により入院を要する症例や、稀ではありますが脳炎・脳症、心筋炎などの重症例、そして残念なことに亡くなってしまう症例も第7波で増加してしまいました。国内における20歳未満の死亡例は、オミクロン株流行以前は3例の報告でしたが、オミクロン流行後わずか9か月で31例と増加してしまいました(9月20日現在)。また以前にブログで紹介しましたが、国立感染研究所らの調査によると小児死亡例の約半数が『5歳未満』でありました。

新型コロナによる小児死亡例の半数が『基礎疾患なし』!約90%が『ワクチン未接種』!

 

②有効性について

生後6か月〜5歳未満の小児におけるワクチンの有効性は、オミクロン株BA.2流行期における発症予防効果は3回接種後7日目以降で73.2%と報告されております。流行株により有効性低下の可能性はありますが、これまでの他の年齢における知見から、ワクチン接種による高い重症予防効果も期待されます。

 

③安全性について

生後 6か月〜5歳未満の小児におけるワクチンの安全性については、治験で観察された有害事象はプラセボ(生理食塩水)群と同等であり、有害事象のほとんどが軽症〜中等症(短期間で改善)で、重篤な有害事象はまれと報告されています。しかしながら注意点として接種後数日以内の胸痛、息切れ(呼吸困難)、動悸、むくみなどの心筋炎・心膜炎を疑う症状を認めた際はすぐに医療機関を受診するよう説明しております。

副反応として接種部位の疼痛、発熱、頭痛など様々な症状が確認されていますが、上述の通り殆どが軽症〜中等症であり回復していること、現時点で得られている情報からは安全性に重大な懸念は認めらないと判断されています。

https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/infant/

 

④子どもを守るため、周囲の大人へのワクチン接種を推奨

新型コロナウイルスから子ども守るためには、周囲の大人(養育者や小児に関わる業務従事者等)への新型コロナワクチン接種が重要です。周囲の大人が適切な回数(3回目または4回目)の新型コロナワクチン接種を受けることを日本小児科学会は推奨しております。

 

●まとめ

第7波で子ども新規感染者数が激増し、それに伴い入院を要する症例や残念ながら亡くなってしまう症例が増加してしまいました。上記の経緯もあり日本小児科学会は「生後6か月以上の全ての小児に新型コロナワクチン接種を推奨」しております。もうすでに第8波が押し寄せようとしております。大切なお子さんを守るためにも、接種可能なお子さんのワクチン接種を、また周囲の大人の追加接種をご検討いただければと思います。

当院でも12月から生後6か月〜4歳の新型コロナワクチンが開始できるよう準備を進めてまいります。

 

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院長 若林 大樹

院長 若林 大樹

資格

日本小児科学会 専門医

所属団体

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日本小児アレルギー学会

日本周産期・新生児医学会

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