Sunnyコラム

小児科コラム

9-10か月健診ってどんな健診 何をみているの?

Sunnyキッズクリニック院長の若林大樹です。

川口市では、3-4か月健診以降の定期検診は1歳6か月となっております。この間、どの様なスケジュールで健診を受けていけばいいのか不安に思うパパやママもいると思います。

基本的には、パパやママが日々の子育ての中で不安な事を日々の外来や予防接種の時に相談していただければいいです。

しかし発達や発育の大きな目安となる時期があるので

当院では

2週間検診
6-7か月健診
9-10か月検診
2歳健診

などを公費以外で行っております。
それぞれ小児科コラムに記事が用意してありますのできになる方はチェックしてみてくださいね。

2週間健診 新生児外来に関して

6-7か月健診ってどんな健診 何をみているの?

9-10か月検診に関して

10か月前後で大体のお子さんがつかまり立ちができる様になるので、10か月台になってからの受診が好ましいです。
バイバイや手をパチパチする様なモノマネなども少しずつできる様になり意思の表現方法のレパートリーが増えてくるのもこの時期です。

9-10か月健診ってなんでやるの?
発達、発育のチェック
離乳食の進み具合のチェック 歯の生え具合
言語理解、表現の確認
1歳までの予防接種の進捗具合

ざっくりまとめるとこの様な項目をチェックします。

小児科医は大きな運動、細かい運動、言語・社会性という発達を大きく3つに分けて考えているという話を3-4か月健診の記事でも書きましたよね。

10か月前後のお子さんのざっくりとしたイメージは

ハイハイで好きなおもちゃの場所まで行く(大きな運動)
つかまり立ちをして喜ぶ(大きな運動)
好きなものをつまむ(細かい運動)
鏡に映る自分の姿を喜ぶ(言語・社会性)
バイバイを真似する(言語・社会性)
名前などをささやくと振り返る(言語・社会性)

自分はこんなざっくりとしたイメージを持ちながら健診の診察を行っています。

あくまでも目安です。

大きな運動が得意なお子さんもいれば、細かい運動が得意なお子さんもいます。

それは個性や性格の違いみたいなものなので、一概にできないからといって不安に思わず、受診時に悩みや不安を相談してください

不慮の事故には注意を

つかまり立ち、つたい歩きなど少しずつお子さんの動きも活発になる時期です。

バランスを崩して転んで頭を打つこともあります。頭部外傷に関しての詳しい記事はこちらをチェックしてください。(準備中)

ざっくりまとめると、

受傷後直ぐに泣く
元気にしていて日常生活に差し支えがない
嘔吐がない

などは受診が不要な頭部外傷です。

なんでも手にしたものを口にしてしまう時期なので、異物誤飲にも注意が必要です。

びっくりすると思いますがトイレットペーパーの芯の直径までのものは飲み込めますので手の届くところに小さなものを置かない様にしましょう。

まとめ

今回は9-10か月健診の意義、内容などに関してまとめました。生後半年が経過したとはいえまだまだパパ、ママも初めての経験が多く不安が多い時期です。

不安を持ちながらの育児は楽しくないし、その不安はお子さんにも伝わります。
何事も楽しく行うのが一番だし、
それが一番ハッピーです。

子育ては本来喜びを共有するものですからね。少しでも手助けができればとスタッフ一同願っています。

また当院の特色の1つとして、予防接種、健診スペースの完全な空間隔離があります。

安心してクリニックを受診して欲しいために、スペースの確保は大変でしたが、クリニックの設計をする上で一番重視したポイントです。入り口、会計窓口まで完全に分離されていますので感染をもらうリスクは極めて低く安全に健診を受けることができます。

ではまた!