救急の日
9月9日は「9(きゅう)9(きゅう)」の語呂合わせから、この日を救急の日といいます。
この日を含む9月3日(日)~9月9日(土)を「救急医療週間」として、“救急について知ろう!”という日。
今回は心肺蘇生法についてお知らせします
心肺蘇生は、基本的には大人でも子どもでも同じです。
正確な心肺蘇生をすることが望ましいですが、胸骨圧迫だけでも、人工呼吸だけもかまいません。うまく出来なくても、勇気をもって何かをしてあげることが、子どもを助けるには重要です。
救急隊が通報を受けてから現場到着までに、平均約7.7分かかります。交通事情によっては、約8分以上かかることもあります。
心肺停止(心臓と肺が共に停止する)を起してから、救急救命士による最初の救命処置が始まる迄の時間は、通報までの時間も含まれるので平均12分になります。こ
心肺停止になると、脳への血流が止まり、10~15秒で意識を失います。脳の血流障害によるダメージは、時間の経過と共に急速に進みます。
心肺停止になってから救命処置が行われるまでの時間経過と救命率を表したものです。心肺停止から1分以内に救命処置が行われれば95%が救命されます。3分以内では75%が救命され、脳障害も避けられる可能性があります。5分経過すると救命率は25%になり、8分経過すると救命の可能性は極めて低くなります。救命処置の開始は、時間との戦いであることがお判り頂けると思います。

小児、乳児の心肺停止は、心臓が第1原因となることは少なく、多くは呼吸停止に続いて起ります。
救助者が1人で、まわりに誰もいない場合は心肺蘇生法を1分間行ってから救急車を要請します。
ただし、心臓病が明らかな場合は、成人と同じように救急車の要請を先にして下さい。
一次救命処置
子どもへの心肺蘇生
1歳未満を乳児(赤ちゃん)とし、1歳から思春期以前(およそ中学生まで)を小児(子供)とします。心肺蘇生は、大人と同様に、胸骨圧迫30回と人工呼吸2回を繰り返して行います。
胸骨圧迫
子どもでは胸の厚みの1/3を目安として、十分に胸が沈み込む程度に胸の真ん中、胸骨の下半分をしっかり圧迫して下さい。
1〜7歳の心肺蘇生法
頬を口と鼻に近づけて呼吸をみます。呼吸がなければ先ず口の中の異物を確認します。異物がなければ、口対口人工呼吸を開始します。まず2回、胸が軽く膨らむ程度息を吹き込みます。循環のサインが無ければ心肺蘇生を開始します。
小児の心肺蘇生は、両方の乳頭を結ぶ線上で、片手で胸の厚さが1/3へこむ程度胸骨圧迫を連続5回続けた後、人工呼吸を1回します。これを救急隊の到着まで、繰り返し続けます。
乳幼児(0歳)の心肺蘇生法
先ず口の中にミルクを吐いていないか?オモチャを飲み込んでないか?口の中の異物を確認します。異物が無く、呼吸が無ければ口対口人口呼吸をします。乳幼児の場合は口と鼻を同時に覆い、2秒かけて胸が軽く膨らむ程度、ゆっくり2回息を吹き込みます。乳児ではあごを上げすぎないように注意して下さい。循環のサインが無ければ心肺蘇生を開始し、脳へ血液を送ります。
乳幼児の心肺蘇生法は、両方の乳頭を結ぶ線上で、第3、第4の2本の指(体格の良い幼児は片手)で胸骨を胸の厚さが1/3くぼむ程度の強さで、胸骨圧迫を連続5回(新生児では3回)続けた後、人工呼吸を1回します。これを救急隊の到着まで、繰り返し続けます。
