母乳分泌を増やす方法について
こんにちは!Sunnyキッズクリニック川口院で助産師外来担当の髙尾です🌻毎日の育児、本当にお疲れ様です。お母さん達のなかには母乳育児をしたいけれど、どうしたら母乳分泌がよくなるのか知りたいというご相談をいただきます。今回は、おうちでできるケアについてお伝えしますね。
- 母乳回数を意識する 赤ちゃんがおっぱいを吸うと、「プロラクチン」という乳汁分泌ホルモンが分泌され、母乳が作られます。このプロラクチンは、母乳を吸うたび(刺激するたび)に分泌されますが、3時間をすぎるとまた下がってしまいます。出産直後に3時間ごとに授乳をしましょうと言われたことがあるかもしれませんが、その理由はプロラクチンの分泌にも関係しています。特に産後早期からの頻回授乳を行うことにより、プロラクチンと射乳反射ホルモンのオキシトシンが相互に作用して、母乳分泌を促進します。お母さんの体調がすぐれない時や、赤ちゃんが母乳をうまく飲めない時は、乳頭刺激や搾乳でも同様の効果が得られます。
- 正しい授乳姿勢で行う 「母乳の回数は多いけれど、でているかどうかわからない」とご心配なお母さんは、授乳時の姿勢について見直してみてください。乳輪が隠れるくらいくわえられているでしょうか?吸着が浅いと有効な刺激がいかず、母乳分泌が増えにくかったり、乳腺炎や乳頭亀裂などのトラブルも起こりやすいです。母乳は、空になった分だけまた作られる仕組みになっていますので、1回の授乳で効果的に赤ちゃんに飲んでもらうことがポイントになります。
- 1日1.5~2Lの水分をとる 母乳は血液でできているため、水分をしっかりとることで体の循環がよくなり母乳分泌を増やすことにつながります。1回に大量に飲むのではなく、1日をかけてこまめに水分補給を行うようにしましょう。また、冷たい飲み物を大量に飲むと体が冷えて循環が悪くなり、乳房トラブルにもつながりやすいので、できれば常温か温かい飲み物を選ぶようにしましょう。
- 貧血の予防 母乳の成分は血液ですので、お母さんに貧血があると母乳をつくる役割が果たせません。貧血はご自分では気が付かないことが多いです。また、母乳をあげることでお母さんの貧血がすすむことがあります。日々の食事やサプリメントで補っていくことを意識してみて下さいね。
- 休息や栄養をとる 育児をしていると、ゆっくりと食事の時間がとれなかったり、栄養に気を配った食事をとるのが難しいですよね。また、寝不足もあるかと思います。頻回授乳を頑張っているのに母乳分泌が増えないと思われているお母さんの中には、休息や栄養が不足し、心身が疲労していることが多いです。また、日々のストレスの蓄積なども、急に母乳分泌が下がることがあります。家族の協力も得ながら、リフレッシュをしたり、ゆっくりと食事をとる時間を作ってみてくださいね。授乳姿勢で授乳を行う
わからないことがあれば、ぜひ助産師外来で直接聞いてみてくださいね。お待ちしています☺️
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院長 白鳥 孝俊