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母乳がつくられる仕組み①

こんにちは!

Sunnyキッズクリニック助産師の柴山です🐶✨

毎日の子育てお疲れ様です!🙇

 

ところで、みなさんは、母乳がどんなふうにつくられているのかご存知ですか?

母乳分泌の調節は2通りのパターンがありますが、今回はホルモンによる調節についてお話しします😳

 

ホルモンによる調節

乳汁分泌の調節のために大切なホルモンは

エストロゲン・プロゲステロン・プロラクチン・オキシトシン の4種類です!

カタカナは覚えていただかなくて大丈夫です!😂4種類のホルモンそれぞれの作用(役割)を知っていただけたらと思います!

 

エストロゲンとプロゲステロン

妊娠中は、エストロゲンもプロゲステロンも胎盤からつくりだされます!(非妊時は、卵巣から放出されるホルモンです☺︎)

どちらも母乳分泌における役割は似ています。乳腺の成長や発育を促しますが、妊娠中は母乳が分泌しないよう(母乳が出ないよう)働いているんです😳‼️

また、エストロゲンは、プロラクチンという母乳を出すホルモンの産生を促す役割もあります。

 

産後胎盤が体外に出ることで、血液中のエストロゲンやプロゲステロン(母乳が出ないよう働くホルモン)の濃度が急激にさがります。

と同時に、プロラクチン(母乳を出すホルモン)濃度は分娩直後がピークになるので、母乳が分泌されるようになります。

 

プロラクチン

プロラクチンの血液中の濃度は、分娩直後がピークでその後、徐々に低下していきますが、授乳(乳頭刺激)のたびに一過性に上昇します。

24時間に8回以上授乳していると、次の授乳までにプロラクチンの濃度が低下するのを防げると言われています。

こんな理由から産院入院中は、少なくとも3時間おきに授乳を!と言われています😳

 

オキシトシン

オキシトシンは母乳の分泌を維持するために大事な役割をはたします。

母乳がぴゅーっと出る、射乳反射を起こしているのもオキシトシンです!

赤ちゃんが母乳を吸ったり、ママが赤ちゃんのことを考えたり、泣き声を聞いたりすることで、血液中のオキシトシンの濃度があがります。

オキシトシンは幸せホルモン❤️とも言われていて、鎮痛作用や愛着行動を促進する作用もあると言われています😍💕

 

赤ちゃんが泣いていると何故泣いているのか心配になりますよね。

「お腹がすいているのかな…?」と思うことも多いかもしれません。

ただ、ミルクを必要以上に補足すると、赤ちゃんが眠った状態が長くなり、母乳を吸ってもらう機会が減ることがあります。

そうなると、プロラクチンやオキシトシンの血中濃度が低下したり、母乳をつくるのを抑制する蛋白(次回詳しくお話しします!)が増え、母乳の分泌が減ってしまう可能性があります…😢

 

たしているミルクの量が適切なのか、ぜひご相談にいらっしゃいませんか?

みなさまのご予約をお待ちしております!🌱

 

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院長 白鳥 孝俊

院長 白鳥 孝俊

資格

日本小児科学会 専門医、指導医

日本腎臓学会 専門医

所属団体

日本小児科学会

日本腎臓学会

日本透析医学会