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ゾコーバ®️(エンシトレルビル)について 小児科Drが解説いたします🩺

こんにちは。

Sunnyキッズクリニック川口駅前院です。

今回は、ゾコーバ®️(エンシトレルビル)について 解説いたします!

 

このブログを読むことで、

ゾコーバはどんな薬なのか
小児が内服できるのか、内服の方法は?
副作用はあるのか
など、多くを知ることができます。

このブログの重要ポイント

12歳から15歳の小児の軽症新型コロナウイルス感染症に対して使用できる現時点で唯一の内服薬
高熱、強い咳症状、強い咽頭痛などの症状がある12歳以上の軽症の新型コロナウイルス感染症の患者が対象 飲まない場合に比べて24時間症状を短縮
緊急承認薬であり、効果がはっきりまだ分かっていない点、一緒に内服できない薬や内服できない病気が多い点に注意が必要 ※妊娠中、授乳中の女性にも使用できません
2024年2月時点で公費負担の対象であり、助成や保険に関係なく薬の代金として9560円が必要 4月から公費負担が終了するため3割負担で約15000円かかります。(子ども医療費支給制度の対象者は支給対象になる可能性があります)

 

 

ゾコーバ®️ってどんな薬?

新型コロナウイルス感染症の流行が始まった後、ワクチンの開発や様々な治療法、治療薬の開発がすすめられました。ゾコーバ®️(エンシトレルビル)は日本で開発された軽症の新型コロナウイルス感染症に対する治療薬です。ウイルスが増えるための仕組みを阻害することでウイルスの増殖(複製)を抑制します。

 

対象は?

現時点では12歳以上のみ適応があります。発症3日以内の軽症の新型コロナウイルス感染症のうち高熱、強い咳症状、強い咽頭痛などの症状がある患者が対象になります。

年齢や症状が当てはまっていても元々内服しているとゾコーバ®️が使えない薬が非常に多い(約35種類)点に注意が必要です。薬だけではなく常用しているハーブティーやサプリメントによってもゾコーバ®️の内服が出来ない場合があります。

持病として肝臓や腎臓の病気、障害があるとゾコーバの内服はできません。また、妊娠中の女性や授乳中の女性もゾコーバ®️の服用ができません。対象になるかどうか、薬が内服できるかは診察時に医師にお尋ねください。

 

飲み方は?

5日間飲む薬です。1日目に3錠を1回で、2から5日目に1錠を毎日内服します。

 

効果や副作用は?

ゾコーバ®️を飲んでいる患者は飲んでない患者と比べると、新型コロナウイルス感染による発熱、咳、咽頭痛、鼻汁、倦怠感といった症状が消失するのを24時間短縮できたという効果が薬の効果や安全性を調べる試験で判明しています。その他の効果については、新型コロナウイルス感染後遺症の抑制効果や後遺症発症予防効果などが指摘されていますが、科学的な根拠が判明していない点も多く現在も追加で薬の効果を調べる試験が行われています。

副作用は重篤なものはあまりないと言われています。判明している副作用として発疹や嘔吐、頭痛、かゆみ、脂質異常症などがそれぞれ1-5%程度と言われています。

 

注意点は?

新型コロナウイルス感染が世界的に流行した際に、通常の新薬承認の手続きではなく緊急的な手続きで承認された薬であることに注意が必要です。飲んだ際に得られる利益が副作用などのリスクを上回るか慎重に判断する必要があります。新薬なので副作用についても情報の蓄積が十分ではなく判明していない副作用が現れる可能性もあります。

また、2024年2月時点で公費負担の対象の薬ですが、現在は一部公費であり薬の代金として自己負担額9560円がかかります。4月からは一部公費負担も終了してしまい3割負担で約15000円かかってしまう高額な薬です。子ども医療費支給制度の対象者は支給対象の可能性がありますがまだ不明です。

 

他に子供で使える薬は?

残念ながら現時点ではありません。ゾコーバ®️については去年6月ごろから6-11歳を対象とした臨床試験(治験)が開始されていますが、実際使用可能になるまではまだ時間がかかると思います。お子様がコロナウイルス陽性と診断された際、ご両親としては様々なご心配があると思います。ゾコーバ®️の処方を含めてご不安な点はぜひ受診時にご相談ください。

 

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