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秋は要注意!お子さんの喘息が悪化しやすい理由と家庭でできる予防策

こんにちは。CAI(アレルギー疾患療養指導士)の藤井です🙋‍♀️

朝晩の空気がひんやりとして、秋どころか冬の寒さを感じる季節になりましたね。この時期になると、「夜間や朝方に咳が止まらない」「運動するとゼーゼーしやすい」といった、お子さんの喘息に関するご相談が増えてきます。

なぜ秋は喘息が悪化しやすいのでしょうか? そして、私たちにできる予防の工夫は何でしょうか?

 

秋に喘息が悪化しやすい理由

 

秋は、気温差、空気の乾燥、アレルギー源など、さまざまな要因が重なって喘息が悪化しやすい「魔の季節」とも言えます。

特に注意したいのが、以下のポイントです。

  1. 朝晩の冷たい空気:冷たい空気が直接気道に入ると、気道が刺激されて咳が出やすくなります。
  2. 気象の変化:台風や秋雨前線により気象が変動しやすく、この変化が喘息発作の引き金になることがあります。
  3. 秋の花粉:ブタクサやヨモギなど、秋に飛散する花粉が咳の症状を悪化させることがあります。
  4. ダニの影響:夏に大繁殖したダニの死がいやフンが、ハウスダストとして室内に残り、アレルゲンとなります。
  5. 風邪や疲れ:季節の変わり目は体調を崩しやすく、風邪や疲れが引き金となって気道の炎症を強めてしまいます。

こうした刺激が重なることで、いつもの咳が悪化したり、「ゼーゼー」「ヒューヒュー」といった息苦しい症状が出やすくなるのです。

 

おうちでできる!喘息悪化予防のための工夫

 

季節の変わり目を元気に乗り切るために、日々の生活の中で少しずつ予防の工夫を取り入れていきましょう。

1. 冷気対策 マスクなどで口元をしっかり温める。
2. アレルゲン対策 寝具やカーペットはこまめに掃除・洗濯をして、ダニの死がいやフンを除去する。暖房を付ける前にエアコン掃除を。

河川敷に行かないなど、秋の花粉を避ける。

3. 室内環境の調整 室温は外気との差をできるだけ少なく、湿度は40〜50%を目安に整え、気道への刺激を減らす。

(湿度60%以上でダニやカビが増殖しやすいが、40%以下だと乾燥が強まる。)

4. 体調管理の徹底 手洗い・うがい・早寝早起きで風邪などの感染症を予防する。
5. 長期管理薬の適切な使用 「喘息の予防薬」と言われる長期管理薬を毎日正しく使用する。

 

長期管理薬の使用は症状がないときも毎日使用することがとても大切です。吸入薬を毎日使用しているお子さんは、正しく吸入できているかどうかも重要なポイントになります。

 

「いつもと違う」と感じたら早めに受診を

 

「夜中や明け方の咳が続いている」「運動のあとに息苦しそうにする」など、お子さんの症状に変化が見られたときは、早めの受診をおすすめします。

特に、夜間に喘息発作の症状があり、しっかり眠れなかったお子さんは、起きてからケロッとしていても、登園・登校は無理をしないで受診をしてください。無理をすると、症状がさらに悪化してしまう可能性があります。

 

当院でも、お子さんの症状に合わせたきめ細やかなサポートを行っています。

薬の使い方がわからなくなってしまった方、吸入が正しくできているか心配な方は、ぜひ声をかけてくださいね。吸入の練習トレーナーもありますので、一緒に楽しく練習しましょう💓

気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください🍀

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院長 若林 大樹

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資格

日本小児科学会 専門医

所属団体

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