年末年始の食卓を安全に! クリスマス・お正月に気をつけたい食物アレルギーの注意点

早いもので今年もあとわずか。クリスマスからお正月にかけて、ご家族で食卓を囲む機会がぐっと増える季節ですね。
ケーキやチキン、おせち料理など、いつもと違う特別なメニューが多い時期は、アレルギーのトラブルが起こりやすい時期でもあります。
今回は、楽しいイベントを安全に過ごすために、「クリスマス〜年末年始に気をつけたいアレルギーのポイント」をまとめてお伝えします。
📝 食品表示について
現在、食物アレルギーによる健康危害の発生を防止する観点から、容器包装された加工食品については、当該特定原材料を含む旨の表示を義務付けています。
| 分類 | 対象品目 |
| 義務(特定原材料) | えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生(ピーナッツ) |
| 推奨(特定原材料に準ずるもの) | アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、マカダミアナッツ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン |
💡注意するポイント💡
上記の表示義務は、あらかじめ箱や袋で包装されているもの、缶や瓶に詰められた食品に対するものです。
外食やお弁当・お惣菜には表示義務はありません。 店舗への確認や提供されている情報の確認が必要です。
「特定原材料に準ずるもの」に関しては、表示義務が任意であることにも注意が必要です。
⚠️ 特別なメニューに潜む「隠れアレルゲン」
クリスマスに注意したい定番メニュー
定番のクリスマス料理には、卵、乳、小麦といった主要なアレルゲンが広く使われています。
| 🎄メニュー | 潜みやすいアレルゲン |
| クリスマスケーキ | 卵、乳、小麦 |
| ローストチキン | 下味の調味料(乳、小麦など) |
| グラタン・シチュー | 乳、小麦 |
| フライドチキン | 衣(小麦、店舗によっては卵) |
| 市販のお菓子・ケーキの飾り | ナッツ、乳、卵(特に注意!) |
おせち料理に多いアレルゲン
和食中心のおせち料理にも、見落としがちなアレルゲンが多く含まれています。
| 🎍メニュー | 潜みやすいアレルゲン |
| 伊達巻 | 卵 |
| かまぼこ | 卵白、魚卵 |
| 甲殻類 | えび、かに(飾りやだしにも注意) |
| いくら、かずのこ | 魚卵 |
| くるみ入り田作り | ナッツ類 |
| 黒豆 | つや出しの調味料に小麦が入る場合も |
| 雑煮のだし | 地域性によって鶏肉、海老などが使われる |
| 残り物の年越しそば |
💡アレルギー対応食品でも確認を💡
「アレルギー対応」とあっても、製造ラインの共有や特定原材料の痕跡などの注意喚起表示(「同じ製造場所で〇〇を含む製品を生産しています」など)がないか、事前に原材料と注意書きをしっかり確認しましょう。こちらも表示は義務ではありませんので、注意が必要です。同じメニュー名でもメーカーによって成分が異なる場合があるので、購入前に必ず原材料表示を確認しましょう。
🏠 ホームパーティー・帰省先での注意点
この時期に特に多いのが、親戚の集まりや持ち寄りパーティーといった「好意の中での見落とし」によるトラブルです。
「実家ごはん」や「持ち寄り」の油断に注意
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アレルギー食材の事前共有:親戚やパーティー参加者に、食べられない食材を明確に伝えておきましょう。
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調理器具の共有リスク:フライパン、揚げ油、包丁の使い回しなど、コンタミネーション(アレルゲンの混入)のリスクも説明し、協力を仰ぎましょう。
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持ち寄り料理:「原材料のメモ」を添えてもらうと安心です。
「初めての食材」は避ける!
年末年始は、普段食べない特別な食材に触れる機会が増えます。
多くの医療機関が休診や縮小体制になるため、症状が出た際にすぐ受診できない可能性があります。
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原則:初めて食べる食材は、年末年始やパーティーなど人が多い場では試さない。
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もし挑戦するなら:年末年始を避け、平日昼間で受診できる時間帯にしましょう。
外出・帰省時の安心持ち物リスト
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抗アレルギー薬、エピペン(お持ちの方)
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普段から食べ慣れている安全なお菓子・代替食(米粉パンなど)
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アレルギーカード(食べられない食品を一目で説明できるツール)
👨⚕️ まとめ:準備が安心につながります
楽しいイベントが続く季節ですが、「普段と違う料理」「人の集まり」「特別なメニュー」がアレルギーの落とし穴を作りやすくします。安全に過ごすための大切なポイントは3つです。
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メニューごとに原材料をきちんとチェック
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親戚・パーティー参加者にアレルギーを共有
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初めての食材はこの時期に試さない
当院は年末年始も休まず開院しております。
食物アレルギーに関して困ったこと、ご不安なことがあればいつでもご相談ください。
365日診療の小児科クリニック
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院長 若林 大樹

