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インフルエンザが増えています

川口駅前院の分院長の高橋です。

私が記載した夜尿外来コラムやスタッフブログもご覧いただけたら嬉しいです。

 

今年の夏も猛暑でしたが、やっと過ごしやすい季節になりましたね。

9月生まれの私にとって、この時期が一年で一番好きです。

 

さて、もうすでに流行しているインフルエンザについてお話しします。

現状のインフルエンザ流行状況

流行しているかどうか、判断する材料は「定点あたりの報告数」です。

「定点あたり報告数」とは、全国の指定された医療機関(定点)から保健所に報告された1週間あたりの患者総数を、その定点医療機関数で割った平均値です。

以下の基準があります。

 流行開始の目安: 1.0人以上

 注意報レベル: 10人以上

 警報レベル: 30人以上

 

9月14日時点での川口市、さいたま市の定点あたりの報告数は以下の通りです。

 川口市(市役所ホームページより):5.43(更新日:2026年09月08日)

 さいたま市(市役所ホームページより):3.91(更新日:2026年09月09日)

どちらの市も流行期に入ったことがわかります。

みなさん、ご注意ください。

インフルエンザの種類

インフルエンザには、「型(Type)」、「亜型(Subtype)」、「系統(Lineage)」、「株(Strain)」という段階的な分類構造を持っています。

これらはウイルスの「家系図」のようなもので、大まかな種類から個別の細かい変異までを区別するために使われています。

型(Type)

インフルエンザウイルスの最も大きな分類です。

ウイルスの芯にあるタンパク質の性質の違いによって、A型、B型、C型、D型の4つに分かれます。

 A型:ヒト、鳥、豚など多くの動物に感染します。非常に変異しやすく、大流行やパンデミックを引き起こします。

 B型:ほぼヒトにしか感染しません。A型ほど急激な変異はしませんが、毎年のように流行します。

 C型:主に子どもに感染し、かかっても軽症で済みます。普通の風邪程度です。

 D型:牛などの家畜に感染する型で、ヒトへの感染は確認されていません。

亜型(Subtype)

A型インフルエンザにのみ使われる、ウイルスの表面にある2種類のタンパク質の組み合わせによる分類です。

 HA(ヘマグルチニン): 16種類(H1〜H16)

 NA(ノイラミニダーゼ): 9種類(N1〜N9)この組み合わせ(16×9=144種類)を「亜型」と呼びます。

現在、ヒトの間で季節性インフルエンザとして流行しているのは「H1N1(Aソ連型由来の新型)」と「H3N2(A香港型)」の2つの亜型です。

系統(Lineage)

B型インフルエンザにのみよく使われる、遺伝子的なルーツ(家系)による分類です。

B型にはA型のような多様な亜型がないため、この「系統」で区別します。

 ビクトリア系統(B/Victoria): 現在も世界中で流行を続けている系統です。

 山形系統(B/Yamagata): かつて流行していましたが、2020年以降は世界的に検出されておらず、事実上消失したと考えられています。

※なお、A型でも「H3N2亜型」の中からさらに細かく枝分かれしたグループを「〇〇系統(あるいはクレード)」と呼ぶことがあります。

株(Strain)

ウイルスの最小単位(個別の識別ネーム)です。

同じ亜型や系統であっても、採取された「場所」「ウイルスの番号」「分離された年」によって一つずつ名前がつけられます。

なぜ、毎年インフルエンザワクチンを打たないといけないの?
1. ウイルスが毎年マイナーチェンジする(抗原変異)

インフルエンザウイルスは、ウイルスの表面にあるタンパク質の形を毎年少しずつ変化させて流行します。

わずかな変化であっても、体内の免疫(抗体)は「別物」と認識してしまいます。

そのため、前年のワクチンで作った免疫では新しいウイルスを十分に防げなくなります。

2. ワクチンの効果が約5ヶ月で低下する

インフルエンザワクチンを接種して得られる免疫(抗体)は、ずっと体内に残り続けるわけではありません。

ワクチンを打ってから約2週間で効果が出始め、十分に効果が持続するのは約5〜6ヶ月間です。

たとえ、前年に流行したウイルスと今年のウイルスが同じ形だったとしても、1年が経過する頃には体内の抗体の量が減ってしまいます。

ですので、新しい流行シーズンを迎える前に再度打ち直す必要があります。

2種類のインフルエンザワクチン

ワクチンは、インフルエンザウイルスの世界的な変化に伴い、最新の流行予測に合わせた最適な配合へとアップデートされています。

前述の通り、ワクチンの効果が出るまでに約2週間かかるため、本格的な流行前に接種することが推奨されています。

以下の2種類から選択して接種が可能です。

注射ワクチン(不活化ワクチン)

皮下に接種する、一般的なタイプです。

13歳未満は2回、13歳以上は1回接種が標準です。

経鼻ワクチン(弱毒生ワクチン)

鼻の中にスプレーするタイプです。

注射特有の痛みがなく、接種回数は1回で完了します。

 

Sunnyでは、別ページの通り(ページ①、ページ②)、インフルエンザワクチン接種を予定しておりますので、ご予約いただければ幸いです。

 

お気軽にご相談ください。

 

次の投稿でお会いしましょう。

 

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