小児科コラム

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【こどもの薬に関して 薬の上手な飲ませ方】 どうやって飲ませればいいの?剤形の違いは?

小児の場合、症状を和らげるサポートの薬が多い
なるべく用法、用量を守ろう。
効果は変わらないので剤形毎の特徴を把握しよう。
できれば粉・ドライシロップがベスト(保存・安全性など)

 

こんにちは。Sunnyキッズクリニック院長の若林大樹です。
薬に飲ませ方や子ども達の薬に関して悩んでいるパパやママも多いと思います。

自分からしてみれば、毎日子ども達に薬を飲ませているだけでも凄いと思います。
今日は少しでも薬の飲ませ方など、疑問点が解決すればと思い記事を書きました。

薬を飲んでも咳・鼻がよくならないけど?

小児科でよく処方される咳止めの薬、痰きりの薬、鼻水を抑える薬、腸の働きを整える薬(整腸剤)、熱を抑える薬(解熱剤)などは症状を和らげてお子さんのサポートを行い体力の回復を助ける様なお薬です。

病気自体を治療する様なお薬ではない為、咳や鼻水などの症状がピタッと止まる様なことはなく内服する事で症状がやや和らいで少し楽になるようなお薬です。

お子さんが薬を飲めない時に無理やり薬を飲ませるよりはゆっくり休んでもらう方が効果的な可能性もあります。

抗生物質・抗ウイルス薬などはきちんと飲もう

逆に抗生物質などは、薬が効きにくい細菌(耐性菌)を作らないためにも、決められた用法、用量、日数などを守るようにしましょう。そのほか上記のサポートの薬以外、決められた使用方法を必ず守ってほしいお薬として、喘息治療薬、抗ウイルス薬、痙攣予防薬などがあります。

もしクリニックで出されたお薬で迷うような事がある場合には遠慮せずに確認してください。

記載の飲み方をしっかり守ろう

お子様のお薬は、パパやママの大人のお薬と違い、体重や年齢で細かく設定されています。その為、自己判断による薬の使用はやめてください。

保育園などの通園で、1日2回の内服を希望されるパパやママもいらっしゃいますが、お薬を飲ませるのが大変でなく、食後でなくても大丈夫なお薬の場合には、朝、帰宅後、夜寝る前みたいな飲み方の1日3回でも問題ありません。

可能であれば抗生物質などは、血中濃度の観点から1日2回より3回の方がいい場合もあるので、迷うようなら受診時に気軽に相談してください。

余りのお薬を前もって飲ませてから受診される方もいらっしゃいますが、処方されたお薬はその時の症状などから出された薬で、現在の症状とは異なる可能性があります。

お子さんの事が心配でお薬を飲ませたお気持ちも分かりますが、できるだけしっかりと診察を受けた上での内服を心がけましょう。希ではありますが思いがけない副作用などが出る可能性もあります。

粉、シロップ、錠剤、坐薬の違いって何?

粉薬

錠剤と比較し、体重に合わせた量を細かく調節できる。また1袋ずつ放送されている為、1回量を間違える危険はありませんシロップよりも保存が効きやすい。などの特徴があります。

錠剤

年長児では飲みやすいと考えられますがデメリットとして、体重に合わせた調節が難しいです。一番保存が効く剤形です。

シロップ

糖分が入った液体である為飲みやすいですが、細菌が繁殖しやすく保存方法に手間がかかります。またお子さんが大量に誤飲するリスクなどもあります。またボトルから1回量を分けて飲む為、投与量を間違える危険もあります。

坐薬

口から水分が取れない嘔吐を繰り返している時などは有効な形態のお薬です。主に吐き気止め、熱さまし(痛み止め)などがあります。

お薬はどうやって飲ませればいいの?

お薬を上手に飲めたときはほめましょう。ほめてもらうとお子さんは嬉しくなり、次も嫌がることなくお薬を飲むようになることもあります。

お薬を飲めないとつい叱ってしまうこともありますが、叱られたことが嫌な思い出となりお薬を嫌いになってしまう事もあるので 気を付けましょう。

またお子さんにお薬を使う理由を話してみましょう。理由を理解し、お薬をきちんと使えるようになる事もあります。またお薬を飲んで元気になったら、「お薬を使ったから治ったね」と伝える事も重要でしょう。

粉薬の飲ませ方

粉薬と少量の水分で小さな団子を作り、お子さんの口の中や上あごや頬の内側にこすりつけてそのあと水分を飲ませると、自分で上手に薬を溶かしながら飲むことができる。

乳児は上記方法で飲むのが可能である事が多いですが大きくなってくると粉薬を嫌うお子さんもいます。水に粉薬を混ぜるor薬の入った袋に水を入れてスプーンで飲ませるなどの方法で飲ませるのが一般的です。

それで飲むことが難しいお子さんには、市販のゼリーと混ぜたりチョコやアイスに混ぜたりすると飲めることもあります。クリニックや薬局で遠慮なく飲ませた方を聞いてください。

時折組み合わせによっては苦くなり飲みにくくなってしまうものもあるので注意が必要です。ドライシロップは水に溶かす事で、シロップになるので、粉が苦手な場合には、水分に溶かしてから飲ませてあげるといいでしょう。

シロップの飲ませ方

乳児の場合にはスポイトなどを使って舌の上に数回に分けて飲ませてください。カップやスプーンで飲める場合にはそれらを使って飲ませてあげるといいでしょう。

シロップには糖分が入っており細菌が繁殖しやすいので、1週間から10日が経過したものに関しては飲ませないようにしましょう。また冷所保存をしお子さんの誤飲予防に手の届かないところに保存しましょう

座薬の使い方

座薬を入れる前にしっかりと手を洗ってください。ベビーオイルや、食用油などを少量つけて、先の尖った方から肛門へ入れましょう

入れた後、1分程度しばらくの間肛門を抑えてください。坐薬は冷蔵庫から出して直ぐに使うと、冷たく刺激を感じる為、お子さんが痛がって、便と一緒に坐薬が出てくることもあります。使う前に室温に戻すか、少し温めておくといいです。

お薬を飲ませた直後に吐いた場合はどうするの?

内服直後に全量を吐いたときにはもう1回分飲ませて下さい。30分以上経っている場合は、お薬はほとんど吸収されているのでそのまま様子をみます。

坐薬を入れた直後に出てきてしまった場合は坐薬を入れて10分以内に出たときには、もう1回入れなおします。10 分以上経っていて、出てきたものが無形状の場合は、既にお薬は、吸収されている可能性もあります。そのまま入れ直さず様子をみます。

 

以上で今回のお話は終わりになります。
何か薬に関してわからないことがある場合には遠慮なくスタッフor門前薬局で確認してください。
みなさま真摯に対応してくれると思います。

ではまた。
12月にオープンしみなさまにお会いできる日を楽しみにしています。

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院長 若林 大樹

院長 若林 大樹

資格

日本小児科学会 専門医

所属団体

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日本小児アレルギー学会

日本周産期・新生児医学会

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