予防接種あれこれ この記事を読んで予防接種をマスターしよう!!
上にご兄弟がいるお子さんをお持ちのパパやママも、ルールが変わったので1度目を通していただけたらと思います。
定期接種化したロタウイルスワクチンに関する記事と
接種間隔の変更に関する記事です。
同時接種が心配です、 効果や副反応は大丈夫なの?
同時接種は全く問題なく、世界の共通認識としてワクチンの有効性や副反応に関して、同時接種と単独接種で差がない事が示されています。
乳幼児期、特に1歳までにお子さんは多くのワクチンを定期接種で打つ必要があります。
具体的には
2か月から肺炎球菌、ヒブ、B型肝炎、ロタウイルスの接種が始まり、
3か月から4種混合、
5か月からBCGの接種があります。
複数回の接種が必要なワクチンもあり、風邪をひきやすい時期のお子さんの体調の良い時を狙ってほぼ毎週1本ずつ接種していくのはかなりの労力と、ご家族の負担を伴います。
以前の日本では、厚生労働省の予防接種実施要項により1回に1種類のワウチン接種という規制があり、同時接種に批判的な風潮がありました。
おじいちゃん、おばあちゃんなども子育てに参加する時代となった今では、孫の同時接種を心配するおじいちゃん、おばあちゃんもいるかもしれません。その時にはこの記事の内容を説明していただければと思います。
近年の日本では、定期接種ワクチンの増加、共働きの夫婦が増えてきたなどのライフスタイルの変化に伴い単独接種のために頻回に病院通院ができないなどの理由から、接種率が低下するという問題もあります。
そのため同時接種を推奨する動きが強まり、
日本小児科学会からも複数のワクチン接種によって
効果が減少する事もない、
有害事象、副反応の頻度が上がる事もない
と意見をまとめています。
しかしながら心配される、パパやママもいらっしゃると思います。お子さんの基礎疾患や、体調などを見て同時接種や本数の調節などを行いますので、不安がある場合は遠慮なく言ってください。その場合は一緒にワクチンスケジュールを考えていきましょう。
ワクチンによって、命に関わる重篤な疾患の予防ができます。当院でも接種率を少しでもあげたいと考えており、パパ、ママの受診のしやすさも考え、営業時間内であれば接種をできる環境を整えています。もちろん休日、祝日も対応致します。
また、風邪のお子さんと完全に隔離されたスペースを設けているため、安心していつでも通院できます。
予防接種のスケジュールがわからない
予防接種の規制は2020年10月に変更された
クリニックを受診した際に相談してもらえれば一緒にスケジュールを立てます。ワクチンの種類(生ワクチン、不活化ワクチン)と接種できる時期がある為、複雑に思うことが多いと思います。
2020年10月から日本も欧米にならい、
ワクチンの規制が緩和されました。
今までは異なるワクチンであっても生ワクチンの場合は27日以上、不活化ワクチンであれば6日以上接種間隔を開けることが必要でした。
しかし今後生ワクチン接種後は、従来通り27日間の間隔を開けることが必要ですがそれ以外に関しては異なるワクチンを接種する場合は制限がなくなります。
つまり、1本ずつ接種したとしても不活化ワクチン同士であれば、連日接種することも可能ということです。最近定期接種化された経口生ワクチンのロタウイルスワクチンも不活化ワクチンと扱いは一緒です。
1歳以降に接種するワクチンに分けて考える
この2つの点を考えるとスケジュールの把握が楽になると思います。
1歳未満に接種できる生ワクチンは
1歳以降に接種する生ワクチンは
になります。
1歳未満に接種すべきワクチンは
1歳以降に接種すべきワクチンは
そのうちちゃんと覚えられます😁

予防接種のまつわる質問あれこれ
2ヶ月から接種できます。接種可能年齢になった場合は速やかに医療機関を受診しましょう
呼吸状態などが問題なければ、37.5度以上の発熱がなければ接種可能と考えます。不安であればクリニックで相談してください。
まれに起こる重い副反応として「アナフィラキシー」がありますが、接種後30分以内に起こることが多いので、その間は顔色などお子さんの様子に注意し、異変があればすぐクリニックのスタッフに伝えてください。
接種後の入浴は問題ないです。注射した部位を揉んだりする必要もありません。
予防接種による発熱は接種後の当日から翌日にかけての期間がピークです。 1~2日くらいで熱は下がります。 活気がなく、元気がない場合や、それ以上発熱が続く場合は、合併症の可能性もありますので、病院を受診しましょう。
卵摂取でアナフィラキシーを起こしているお子さんはインフルエンザワクチンの接種は見送らせていただきます。その他は接種可能です。軽微な卵アレルギーは接種可能なことが多いので相談しましょう。
初回の熱性けいれん後のワクチン接種までの観察期間には明らかな推奨期間はありません。ワクチンのスケジュールが遅れる為、2-3ヶ月程度に留めておくことが良いと考えられます。
熱性けいれんについて詳しく知りたい方は、下記の記事をお読みください。
まとめ
本日は予防接種についてまとめました。
この記事を読むことで少し予防接種についての理解が深まったのではないでしょうか?
でもまだまだわからない事だらけですよね。予防接種をしっかり打つことは大切なお子さんを守るため、また自分の身近にいる大切な友人たちのお子さんを守るためにも大事なことです。
必ず期間内に接種するようにしましょう。
HPのBlogや、
Instagramの
更新頻度も少しずつ上がってきています。
いよいよ来週にはHPも本サイトに移行予定です。
気合を入れて作った渾身のデザインのHPです。
楽しみにしていてください!!
開院前12/18、19、20には内覧会も行う予定です
皆様にお会いできる日を
スタッフ一同楽しみにしています。
ではまた。