Sunnyコラム

小児科コラム

ココロを強くする夜尿外来|腎臓専門医が丁寧に対応します

 

医師:高橋
こんにちは。Sunnyキッズクリニック川口駅前院の分院長・高橋です。
今回は、夜尿症(おねしょ)とお子様のメンタルについてお話しいたします。

 

夜尿症のお子様は消極的で引っ込み思案な傾向があるという理由から、かつては「夜尿症は精神的なもの」と考える医師もいました。

しかし、近年の研究により、夜尿症の原因が精神的な問題であるという根拠は乏しいことが明らかになっています。

夜尿症は決して精神論ではなく、お子様のせいでおねしょをするわけではありません。

夜尿症が続くことによってお子様が自信を失うのです。

そのため、夜尿症の治療では、生活習慣の見直しや薬物療法、アラーム療法などの医学的介入も重要ですが、それと同じくらい心のケアも大切です。

おねしょに対して怒らず、焦らず、おねしょがなかった日はしっかり褒めて、自己肯定感をあげることが重要です。

「夜尿は治る」ということをお子さんに自覚させ、安心させてあげることも治療の近道です。

 

一方、おねしょをしても全く気にしていないお子様もいらっしゃいます

気にしていないお子様ほど寝る前に水分を取りすぎて、おねしょにつながってしまいます。

この「気にしていない」状態が、「意識しないようにしている」のか、それとも「無関心」なのか、見極める必要があります。

前者の場合、お子様自身がおねしょに対してどう感じているかを傾聴する診療を心がけます。

後者の場合、文字通り関心がない状態ですので、振り返りを促す診療を心がけます。

できる限りお子さん自身に直接話してもらう時間を設け、『自分の言葉で自分の考えを伝える』ことが不可欠です。

夜尿症外来では、心と体の両輪のバランスが重要ですので、他の疾患よりも時間を要することが多いです。

お子様の気持ちに寄り添い、安心感を与えながら、成功体験を積み重ねることで、「心も体も元気になる」ことを目指しています。


Sunnyキッズクリニックでは…
医師:高橋
川口駅前院の私が腎臓専門医の資格を保有しており、夜尿症に関する専門的な診療・指導を行っております。

夜尿症単独ケースだけでなく、昼間のおもらし(昼間遺尿)や便失禁(遺糞症)を伴うケース
また、発達障害(神経発達症)やADHDを合併するケースにも多く対応してきました。
今後も私自身のこれまでの診療経験を活かし、保護者の方と一緒に悩み、考え、寄り添う診療を続けてまいります。

川口エリアで夜尿症についてお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

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