Sunnyコラム

専門外来コラム

タミータイムのおはなし

こんにちは☀️

Sunnyキッズクリニック助産師の吉原です。

朝晩は涼しくなってきましたね。

お子様だけでなく、ママやパパの体調もお変わりありませんか?

育児にお休みはないので、疲れてしまう時もあるかと思いますが、好きなものを食べたり、飲んだりして、ちょっとしたごほうびを自分にあげながら過ごしてくださいね⭐️

 

さて、今回はタミータイムについておはなししたいと思います。

産まれてから、飲んで寝てを繰り返していた赤ちゃんが、1ヶ月くらいすると、寝ないで起きている時間が増えてくると思います。

起きている時に、よし!遊ぼう!と意気込んでも、どうやって遊んだらいいのかな?と悩む方も多いのではないでしょうか。

そんなときは、ぜひタミータイムをやってみてください⭐️

そうは言われても、そもそもタミータイムって何?と思われると思うので説明していきますね。

 

🌟タミータイムって何?

タミータイムとは、赤ちゃんが起きている間に、大人の見守りの下、うつぶせの姿勢で過ごすことを言います。

【うつぶせ遊び】【腹ばい練習】とも言われています。

近年では、乳児突然死予防として、赤ちゃんは仰向けで寝かせましょう!と言われていますが、その一方で、頭の形が歪んできてしまうケースが増えてきています。

そのため、タミータイムが設けられるようになりました。

 

🌟タミータイムで得られる効果

①筋力が鍛えられる

頭から首にかけての筋肉や、体幹を鍛えられるので、首のすわり、寝返り、ハイハイ、おすわりに必要な筋肉が鍛えられます!

②脳の発達が促進する

仰向けで寝ている時と視界が大きく変わるので、視野が広がり脳の発達が促進されます。

また、手や足を動かして、地面(布団や畳等寝かせている場所)に触れたり、蹴ったりして全身でいろんな刺激を受けることも発達につながります。

③呼吸器の発達を促す

うつぶせの姿勢は、仰向けよりも肺にかかる圧が軽減されるので、肺が広がりやすくなります。

うつぶせに慣れてくると、口を閉じた状態での腹式呼吸の練習にもなります。

④頭の変形を防ぐ

後頭部にかかる圧力を減らせるので、頭の形の変形予防にもなります。

⑤親子のコミュニケーションがとれる、遊びの幅が広がる

仰向けや抱っこの状態とは違った可愛いしぐさや表情を見せてくれます。

首を自分で動かしたり、頭を持ち上げたり、頑張っている姿に自然とエールを送りたくなりますよ。

しっかり首や胸が上がるようになったら、そのままおもちゃで一緒に遊んだり、遊びの幅も広がってきます。

 

🌟いつから始められるの?

生後すぐからも始められますが、不安な方も多いので、1ヶ月健診後から始める方が多いです。

 

では、実際にどうやって行うのか説明していきますね。

いつやったらいいの?

赤ちゃんの機嫌が良く、ママやパパの時間に余裕がある時に行いましょう。

(オムツ交換後、入浴後、お昼寝からおきたタイミングはおすすめです。)

授乳後は、お腹が圧迫して吐き戻してしまうことがあるので授乳した直後は避けた方が良いです。

また、体調の悪い時は無理して行わないようにしましょう。

🌟どこでやるの?

硬くて平らな場所で行います。

硬めのベビー布団やマットレスの上やタオルを敷いた畳の上などがおすすめです。

《 うつぶせにする手順 》

①赤ちゃんの手を曲げ、胸や肩の辺りまで持ってきます。

②片方の手で赤ちゃんの背中から首を支え、もう片方の手でお腹からお股の辺りを支えコロンとゆっくりうつ伏せの姿勢にしていきます。

*抱き上げてうつぶせにするのではなく、ゆっくり赤ちゃん自身が転れるようにサポートしてあげます。

3-4ヶ月で首のすわってきた赤ちゃんは、寝返りしたい方向とは反対側の足を、骨盤と一緒に反対方向に持ってくることで寝返りのお手伝いができますよ。体を捻って動かすということも覚えていきます。

🌟どのくらいの時間行うの?

1日1回数秒から始めてみましょう。機嫌や顔色を見ながら、無理のない程度で行います。

※注意点※

・赤ちゃんから絶対に目を離さないようにしましょう。

・硬い場所で行いましょう。(柔らかい場所では、顔が埋もれてしまいます。)

・うつぶせのまま寝かさないようにしましょう。

発達途中の赤ちゃんのうつぶせにはリスクもあります。必ず注意点を守って実施しましょう!

 

床で行う以外にも、ママやパパのお胸の上で行うタミータイムの方法もあります。

🌟抱っこで行うタミータイムのやり方

① 赤ちゃんのお顔が、抱っこしている方のお胸の辺りにくるように縦抱きをします。

この時、赤ちゃんのお顔は横向き、手は赤ちゃんのお顔あたりで曲げた状態にします。

② 抱っこしている方がソファーや壁にもたれかかるようにして、赤ちゃんが腹這いになるようにしていきます。

③ 赤ちゃんが自分でお顔や頭を動かし、楽しく遊べるようお顔を見ながら、話しかけましょう。

うつぶせを嫌がってしまう赤ちゃんは、ママやパパと密着して行うこちらの方法から始めてみるといいですよ🌟

 

実際にやってみたいけど、やり方分からないな?初めてで心配だな…と思う方は、Sunnyの助産師外来にご相談くださいね⭐️

タミータイムで赤ちゃんと素敵な時間をお過ごしください🩷

 

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