メンタルかもと言われた頻尿のお子さんへの寄り添い方|腎臓専門医が丁寧に対応します

膀胱の機能は以下の通りに発達します。
<乳児期早期> 膀胱機能が未発達のため、膀胱に尿が溜まると反射的に排尿します。
<乳児期後期> 膀胱容量が拡大し、溜められる尿の量が増えていきます。
<1歳前後> だんだんと尿意に気づけるようになります。
<2-3歳頃> 尿をまとめて出すことが可能になりますが、尿意を感じた途端に膀胱が縮むので、昼夜ともにまだオムツが必要です。
次第に、反射的排尿を抑える神経が脳から膀胱に働くようになり、トイレで排尿しようと思った時だけ尿を出せるようになります。
<5歳頃> 膀胱の機能がより安定し、夜間に尿意を感じた場合でも徐々にトイレで起きられるようになります。

膀胱の蓄尿機能/排尿機能は3歳で完成するお子さんもいれば、7-8歳になってもまだ完成しないお子さんもいます。
個人差が大きいので、重要なことは定期的にお子さんの成長過程を診ることです。
膀胱機能が安定し、自律的にトイレでおしっこしているお子さんが、急に頻尿になることがあります。
頻尿の原因として、他の病気が基礎疾患として隠れている場合と、器質的な疾患がなく心理的な要因で生じている場合があります。
基礎疾患には以下のものが挙げられます。
・尿路感染症
・尿崩症
・糖尿病
・便秘症
・他(先天性症候群、神経疾患など)
診察では、上記3つを尿検査で鑑別しつつ、便秘をチェックし、他の希少疾患の可能性を考慮しながら、心理的要因も確認します。
「心因性=病気ではない」と誤解されがちですが、本人あるいは周囲は頻尿で困っているという点を忘れてはいけません。
「トイレの個室」はその瞬間自分だけのスペースであり、心理的安全性が担保された空間です。
その安全な場所に行かせてもらえないと、より不安や恐れが増幅してしまいます。
自分のペースで心を落ち着かせるために、トイレに行くことを制限しないほうがよいです。
心因性頻尿だからこそ、丁寧なケアが必要です。
心因性頻尿の原因は、お子さんによって様々です。
不安や恐れを回避すべく考えないようにしたり、言語化を避けたりすることもあります。
不安や恐れを自覚していなかったり、漠然とした不安感だったりすることもあります。
距離の近いご両親のほうが話しやすいこともあれば、第三者である担当医のほうが話しやすいこともあります。
医師が傾聴し、ご両親とともに患児と一緒に考え、誘因がなければないで深掘りせず、寄り添いながら経過をみることが大事です。
陰性感情とは、不安、後悔、怒り、恐怖などの一般的に不快に感じる感情です。
陽性感情とは、嬉しさ、楽しさ、感動などの一般的に快く感じる感情です。
どちらの感情も人にとって必要であり、特に陰性感情は危険を知る/知らせるサインなど生きるために役立つこともあります。
陰性感情を適切に陽性感情に変化させる、あるいは陽性感情を多くして陰性感情を減衰させると、心理的に安定します。
これを、「陰性感情の陽性転移」と言います。
そのためのアプローチはいくつかありますが、提案させていただくことが多い内容は以下の通りです。
もちろんお子さんによって受け取り方は変わりますし、お子さんにとってやりやすい手法が望ましいので、診察の中で最適解を一緒に考えましょう。

また、発達障害(神経発達症)やADHDを合併するケースにも多く対応してきました。
川口エリアで夜尿症についてお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。
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