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薬ではない夜尿治療=アラーム療法について|腎臓専門医が解説します

医:高橋
こんにちは。Sunnyキッズクリニック川口駅前院の分院長・高橋です。
夜尿症の治療方法を調べていると、「アラーム療法」という治療を目にされるかと思います。
そこで、今回はアラーム療法についてお話しいたします。
アラーム療法とは・・・
アラーム療法が発表されたのは1938年

実はアラーム療法の歴史は古いです。

モーラー(Mowrer)夫妻は、1938年にアラーム療法を発表しました。

当初は、寝具のシーツの下に濡れを感知する電極パッドを敷き、夜尿をした瞬間にベルが鳴る仕組みでした。

その後、アラーム療法の有効性を示す報告が集積されて、今に至っています。

アラーム療法の概要

アラーム療法とは、睡眠中の排尿による水分を検知して警報が鳴る装置を用いて、排尿した瞬間の尿意に気づかせる行動療法です。

継続することで睡眠中でもおねしょする前に尿意に気づけるようになると考えられています。

しかし、医学的に解明されていない点が残されており、詳細な作用機序は不明です。

アラーム療法の装置

初期のアラーム療法は、センサーとブザーがコードでつながっている有線式が中心でした。

現在、感度の高い無線式アラームが普及しています。

最新の機器は音量調節が可能で、強力なバイブレーション機能を搭載されており、眠りの深いお子様でも起きられる工夫がなされています。

アラーム療法のメリット

以下の4点が挙げられます。

その1 : 有害事象が少ない

その2 : 再発率が低い

その3 : 夜中に目が覚めにくいお子さんに有効

その4 : 夜間尿量が多いお子さんに有効

アラーム療法のデメリット

以下の4点が懸念事項です。

その1 : 保険診療として認められていない(自費でのレンタルや購入となる)

その2 : 夜間にアラームが作動するため、ご家族の協力を要する

その3 : 効果が出るまでに数ヶ月程度かかる

その4 : 治療を中止するタイミングの判断が難しい

最後に

アラーム療法は「夜尿症診療ガイドライン2021」でデスモプレシンと並ぶ第一選択の行動療法と位置づけられています。

Sunnyキッズクリニックでは上述のメリット・デメリットを勘案し、ご家族のご都合を踏まえ、治療方針を決定しております。

ぜひ、お気軽にご相談ください。

 

 

Sunnyキッズクリニックでは…
医:高橋
川口駅前院の私が腎臓専門医の資格を保有しており、夜尿・頻尿に関する専門的な診療・指導を行っております。

夜尿症単独ケースだけでなく、昼間のおもらし(昼間遺尿)や便失禁(遺糞症)を伴うケース、また、発達障害(神経発達症)やADHDを合併するケースにも多く対応してきました。
今後も私自身のこれまでの診療経験を活かし、保護者の方と一緒に悩み、考え、寄り添う診療を続けてまいります。

川口エリアで夜尿症についてお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

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