小児科コラム
嘔吐の処理…どうすれば良いの?
こんにちは!医療法人社団Sunnyです☺︎
毎日気温の変動が激しく、感染症も流行していますがみなさんいかがお過ごしですか?
今回は「嘔吐時の処理の方法」についてお伝えしたいと思います。
嘔吐は体調不良や感染症などによって引き起こされることがあります。お子さんたちは突然吐くことが多く、保護者の方も突然のことで驚かれますよね。
嘔吐が続くと体力が消耗し、脱水症状などを引き起こす可能性があるため、適切な処置が重要です。ここでは、嘔吐の処理方法と家庭でできるケアについて分かりやすくまとめました。いざというときに対応ができるよう、お手伝いができたら嬉しいです。
- 嘔吐をしてしまったら、手袋と使い捨てエプロンを着用して直接触れないように注意しましょう。もし、手袋などがないときは処理をしたあと30秒〜1分程度時間をかけてしっかりと手を洗います。
- キッチンペーパーなどを被せて、塩素系漂白剤を使用して綺麗に拭き取ります。
- 拭き取ったキッチンペーパーなどはビニール袋に入れてしっかりと縛り、廃棄します。

ご自宅での塩素系漂白剤の作り方・使い方
- 水500mlに対して次亜塩素酸ナトリウム5ml(キャップ1杯分)で作成します。
- 手袋を装着して、作成した漂白剤をキッチンペーパーや新聞紙などに浸して、吐物を拭き取ります。
- 吐瀉物の処理が終わったら、しっかりと換気をしましょう。
- 手袋をしていても、消毒後はしっかりと石鹸と流水で手洗いを行いましょう。

ここでワンポイント
いざと言うときにすぐに対応できるように、バケツに必要なものをまとめて用意しておくのがオススメです!
使い捨てマスク数枚
使い捨て手袋
空の500mlペットボトル
キッチンペーパーや新聞紙、古い布
次亜塩素酸ナトリウム
以上のものを取っ手付きのビニール袋をかけたバケツに入れておくと便利です。

嘔吐が長期間続く場合や、以下のような症状が見られる場合は受診してください。
- 嘔吐が24時間以上続く
- 血液が混じった嘔吐物
- 強い腹痛や頭痛を伴う
- 脱水症状(口の乾き、尿量の減少、めまい)
- 意識障害や異常行動
それでは、また次回の小児科コラムでお会いできるのを楽しみにしております。
365日診療の小児科クリニック
土曜日、日曜日、祝日も毎日診療
川口市、さいたま市、草加市、越谷市
毎日、健診、予防接種も対応
小児科専門医による安心の診察なら
Sunnyキッズクリニックへ