子どもの病気コラム
小児腎疾患/泌尿器疾患
血尿
こんにちは、Sunnyキッズクリニックです。
学校健診や風邪のときに「尿が赤い」と言われて、心配されたことはありませんか?
今回は、保護者の方からご相談をいただくことが多い「小児の血尿」について、わかりやすく解説します。
血尿とは?
血尿とは、尿の中に赤血球(血液)が混じる状態です。以下の2種類に分類されます:
- 肉眼的血尿:目で見て赤い尿
- 顕微鏡的血尿:見た目は普通でも、顕微鏡で確認される
小児ではほとんどが顕微鏡的血尿で、学校健診で偶然見つかるケースが多いです。
血尿の原因は?
尿は腎臓で作られ、尿管・膀胱を通って体外に排出されます。血尿はそのどこかに異常があるサインです。
よくある原因:
- 膀胱炎などの尿路感染症
- 激しい運動後のミオグロビン尿
- 糸球体腎炎(腎臓の炎症)
- 薬の影響(アスベリン・セフジニルなど)
- ナットクラッカー症候群(血管圧迫による血尿)
無症候性血尿って?
症状がないのに検査で血尿だけが見つかる状態を「無症候性血尿」といいます。
原因が特定できないことも多いですが、慢性腎炎の早期サインであることもあるため、定期的なフォローが大切です。
血尿の検査・診断
尿検査のポイント:
- 尿試験紙検査(定性法)
- 尿沈渣検査(顕微鏡で直接確認)
正しく検査するためのポイント:
- 前日は激しい運動を避ける
- 朝イチの中間尿を採る
- ビタミンC(アスコルビン酸)を前夜に摂りすぎない
- 尿は冷所保存し、なるべく早く提出する
注意が必要な血尿とは?
以下のような場合は、腎疾患やネフローゼ症候群が疑われますので、早めに受診してください。
- 赤〜茶色の尿が続く
- 尿が泡立つ・むくみがある
- 発熱や腹痛を伴う
治療と経過のフォロー
膀胱炎や結石など、原因がはっきりしている場合は治療で血尿が消えることが多いです。
無症候性血尿のみの場合も、慢性腎炎の可能性を見逃さないために、定期的な尿検査が必要です。
フォローアップの目安:
- 1ヶ月〜3ヶ月ごと:初期
- その後は半年〜年1回程度
血尿ではない“赤い尿”もある?
以下のように、血尿ではなく尿の色が赤くなることもあります:
- 激しい運動後のミオグロビン尿
- 薬剤性の赤色尿(アスベリン、セフジニルなど)
赤色尿でも内服中は一時的なことが多いため、自己判断せずご相談ください。
まとめ
血尿は子どもによくある現象ですが、見逃してはいけない病気のサインであることもあります。
特に無症候性でも、定期的なフォローと正しい検査が大切です。
気になることがあれば、いつでもSunnyキッズクリニックにご相談ください。