子どもの病気コラム
子どもの尿路感染症(膀胱炎・腎盂腎炎)とは?症状・治療・予防まで解説
こんにちは、Sunnyキッズクリニックです☀️
今回は、小児によく見られる「尿路感染症」について、症状・診断・治療・予防まで分かりやすくご紹介します。
尿路感染症ってどんな病気?
尿路感染症とは、腎臓から膀胱、尿道までの「尿の通り道(尿路)」に細菌が侵入し炎症を起こす病気です。
小児では主に細菌による感染が多く、膀胱までの下部尿路感染症(膀胱炎)と、腎臓にまで広がる上部尿路感染症(腎盂腎炎)に分けられます。
尿路感染症の原因は?
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便に含まれる大腸菌などの細菌が尿道から侵入
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おしっこを我慢することで細菌が繁殖
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汚れた手で外陰部を触ることで感染することも
特に乳児では、膀胱尿管逆流症や先天性腎尿路異常といった生まれつきの尿路の構造異常が原因で、上部尿路感染症を起こすことがあります。
尿路感染症の症状と診断
下部尿路感染症(膀胱炎)
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排尿時の痛み
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頻尿、残尿感
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発熱は伴わないことが多い
上部尿路感染症(腎盂腎炎)
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発熱(38℃以上)
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腹痛・腰背部痛
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食欲低下、不機嫌
特に3〜4ヶ月未満の乳児では、風邪症状がなく発熱だけということもあり注意が必要です。
診断には尿検査が不可欠。ご両親の「尿の濁り」「おむつの匂いの変化」といった気づきも診断のヒントになります。
治療方法
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膀胱炎:抗菌薬を5日程度内服
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腎盂腎炎:入院のうえ点滴で抗菌薬を投与
膀胱尿管逆流症などの異常がある場合は、予防的抗菌薬の内服や手術が必要になることもあります。
尿路感染症の予防
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水分をしっかり摂って、尿をためずに排泄する
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おしっこを我慢しない
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排便後は「前から後ろへ」拭く習慣をつける
なお、「クランベリージュースが予防に良い」といわれることもありますが、糖分が多く小児には推奨されません。基本は水分摂取と排尿習慣の見直しが大切です。
まとめ
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尿路感染症は小児で比較的よく見られる病気です
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発熱やおしっこの異常は、早めの受診につながる大切なサイン
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尿検査で診断し、抗菌薬でしっかり治療すれば回復します
「おしっこの匂いが変?」「熱はあるけど風邪症状がない」など少しでも気になるときは、お気軽にご相談ください🍀