幼児食の砂糖のとり方♪
こんにちは!
栄養士の六角です。
まだまだ暑い日もありますが、夕方になると虫の音が聞こえてきてやっぱり季節はちゃんと変化しているなと感じる今日この頃。
秋の味覚も美味しく、芋栗かぼちゃと甘くて美味しいものがたくさん♡
ママは美味しいけど太っちゃうな〜なんてお困りかもしれませんが、子供たちのおやつには茹でたり蒸すだけでいいとっても便利な食材たち。
是非とも季節を感じながら、秋の味覚をお楽しみください!
我が家は昨日栗を蒸してホクホクいただきました(*´∀`)♪
さて本日は幼児食のスタートのお話です。
1歳半をすぎた頃から、離乳食を卒業して幼児食に移行する子も多いと思います。
幼児食からはなんとなく、大人と同じものをあげて大丈夫だよね?ちょっと楽になるぞ!と思う方も多いと思いますが、少し食に関して大人と子供の違う部分をお伝えさせてください!
まずは血糖値を下げる『インスリン』というホルモンについてです。
このホルモンはすい臓で作られているので、すい臓の成長がとても大事です。
1歳6ヶ月くらいのお子様のすい臓は大人に比べるとまだ未熟で、同時にインスリンの分泌もまだ未熟だそうです。
人間の体は、常に一定の状態に保つようにできているので(「ホメオスタシス🟰恒常性」)、血液中に流れる糖の量も常に0.1g/100mlに保とうとします。
これは子供も大人も一緒。
例えば、お腹に良さそうだからと1本で砂糖13g含まれているような甘い乳酸菌飲料を飲むと、1歳6ヶ月児は正常の血糖の16倍の濃度になるというデータがあるようです。
血液中に糖が多いと、血液中のタンパク質にくっついてしまい、本来のタンパク質の仕事(筋肉や骨など成長に使われる)ができなくなってしまうのです。(糖毒性といいます)
せっかくの成長期にもったいないことですよね。
このような理由から、離乳食を終え、幼児食をスタートする際は、砂糖の摂りすぎには注意をし、1日に5g程度を目安にしていきましょう。
糖は脳を働かせるのに大事なエネルギー源ではあるのでしっかりとは摂って欲しい。
砂糖ではなく穀類(ご飯、パン、麺類)や芋類の方がうまくエネルギーにできるので糖の種類を意識してうまく使っていきましょう!!
普段の食事になにかお悩みやお困りごとがありましたらいつでも栄養相談でお待ちしております。
お会いできるのを楽しみにしております。