Sunnyコラム

専門外来コラム

母乳分泌を増やすためにおうちでできること

こんにちは🌻sunnyキッズクリニックの助産師の髙尾です。毎日の育児、本当にお疲れ様です。お母さん達のなかには母乳育児をしたいけれど、どうしたら母乳分泌がよくなるのか知りたいというご相談いただきます。今回は、おうちでできるケアについてお伝えしますね🙋‍♀️

1、母乳回数を意識する

赤ちゃんがおっぱいを吸うと、プロラクチンというホルモンが分泌され、母乳が作られます。このプロラクチンは、母乳を吸うたびに分泌されますが、特に授乳初期は3時間をすぎるとまた下がってしまいます。出産直後に3時間ごとに授乳をしましょうと言われたことがあるかもしれませんが、その理由はプロラクチンの分泌にも関係しています。

そして、飲んだ分だけ母乳が作られるというサイクルになってくるので、授乳回数が多いと母乳がつくられやすくなります。

2、深い吸着を意識する

母乳の回数は多いけれど、でているかどうかわからない。とご心配なお母さんは、授乳時の姿勢について見直してみてください。

乳輪が隠れるくらいくわえられているでしょうか?吸着が浅いと有効な刺激がいかず、母乳分泌が増えにくかったり、乳腺炎や乳頭亀裂などのトラブルも起こりやすいです。

授乳の時には再度、見直してみましょう🤱

3、いろいろな姿勢で授乳を行う

授乳の方法には縦抱き、横抱き、脇抱き(フットボール抱き)などいくつか方法がありますが、いろんな方向から飲んでもらうことで、刺激がいきやすく分泌アップにつながります。また、乳腺炎や乳頭亀裂の予防にも効果的です。

4、水分をとる

母乳は血液でできているため、水分をしっかりとることで循環が良くなり分泌アップにつながります。できれば常温や温かい飲み物を積極的に飲むようにしましょう。一気に飲むよりもこまめに摂るようにしましょう☕︎✨

5、栄養・休息をとる

授乳をがんばっていると、赤ちゃんのことが優先になるので、どうしてもお母さんのご飯や睡眠は後回しになってしまいますよね。実は疲労やストレス、栄養不足でも母乳の分泌は下がってしまいます。上記のことをおこなうことは大切ですが、お母さんがリラックスして楽しく授乳の時間を過ごせることがとても大切です。ご家族の協力も得ながら、お母さんの栄養や睡眠の確保は優先してもらってくださいね。

 

さらに具体的に聞きたい方、実際に授乳を見てもらい方は、ぜひ助産師外来にいらしてくださいね✨