羞恥心と向き合う夜尿問診の工夫|腎臓専門医が丁寧に対応します

排泄の話が恥ずかしいと感じられる理由は、主に社会的ルール、衛生観念、泌尿器関連(性器関連)、心理的要因などが考えられます。
排泄は非常にプライベートな行為であり、他人に隠して行うという文化的な規範(マナー)が植え付けられています。
トイレトレーニングなどを通じて、プレイベートな場でする排泄行為=隠すもの・恥ずかしいもの、という概念を学習します。
排泄物自体は健康な人の場合、実は本来綺麗なもの(成分的にはほぼ水分と老廃物)です。
しかし、体外に出た後に菌が繁殖して分解し、臭いを放つため、「汚い」「不潔」というイメージが定着しています。
おしっこをする場所(性器)が性的な部位と重なるため、公の話題にしにくいです。
これが「隠す」という行為につながります。
おしっこの悩みは、「幼児性」を連想させるため、恥ずかしくて人には言えない、隠したいという心理が強く働きます。
特にオネショは「幼児性」を強く連想させるので、お子さんの心理面に配慮した声掛けが必要となります。
上記内容を意識し、本人の認識に配慮しながら、それでいて過剰な配慮にならないように心がけながら、診療しております。
また、「お子さん自身の気持ち」を大切にしております。
夜尿症の自分の外来を受診された方はご存知かと思いますが、可能な限り最初にお子さんに問いかけます。
「この1ヶ月、どうだった?」 「良い感じ?」 「うまくいかない時もあるかもだけど、どう?」
仮に、本人が実際と違うリアクション(夜尿が多いのに「良い感じ?」と聞かれて頷く、など)をしても、それで良いのです。
これを繰り返すことで、自身で振り返るようになり、次第に本人の認識は変わっていきます。
外来で意識していることは、お子さんの①目線、②言葉のチョイス、③言葉の温度感です。
①「目線」は、深層心理を反映しやすいです。
②「言葉」は、本人の普段の認識を反映してくれます。
③「口調」や「言葉の間」は、目線と言葉のチョイスから受け取る印象を裏付けします。
夜尿症は、本人の認識によって大きく変化する疾患ですので、カラダとココロの向き合い方を意識した診療を行なっております。

川口エリアで夜尿症についてお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。
予約はこちら
※一般診察をご予約いただき、症状をWEB問診にご記載ください
