子どもの病気コラム
急性虫垂炎(盲腸)
【小児科コラム】子どもの「急性虫垂炎(盲腸)」とは?症状・診断・治療についてわかりやすく解説
こんにちは、Sunnyキッズクリニックです☀️
今回は、「急性虫垂炎(通称:盲腸)」について、子どもによく見られる症状や治療の選択肢をわかりやすく解説します。
✅ 急性虫垂炎とは?
急性虫垂炎(きゅうせいちゅうすいえん)は、盲腸の先についている「虫垂(ちゅうすい)」という小さな袋が炎症を起こす病気です。
一般には「盲腸」と呼ばれることが多いです。
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虫垂は大腸の一部で、通常は特に働きがありません。
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しかし、何らかの原因で炎症が起こると腹痛などの症状が現れます。
4〜5歳頃のお子さんによく見られますが、2〜3歳でも発症することがあります。
👶 子どもの急性虫垂炎の症状とは?
虫垂炎の初期症状は、他の病気と見分けにくいことも多く、特に注意が必要です。
主な症状:
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腹痛:はじめはおへその周り、その後右下腹部に移動するのが特徴です。
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微熱:37℃台の熱が出ることが多いです。
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吐き気・嘔吐:おなかの痛みと一緒に吐いてしまうことも。
進行すると…
炎症が進むと、虫垂が破れて膿が広がり、「腹膜炎(ふくまくえん)」になることがあります。
この場合は高熱が出て、強い腹痛やぐったりした様子が見られることもあります。
🤔 胃腸炎との違いに注意!
初期症状が急性胃腸炎と似ているため、最初は「胃腸炎かな?」と思われることも。
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胃腸炎:数日で回復することが多い
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虫垂炎:時間がたつと悪化していくことが特徴
特に小さなお子さんは「おなかが痛い」と上手に伝えられないこともあるので、お子さんの様子をよく観察することが大切です。
🔍 診断・検査方法
虫垂炎が疑われたときは、以下のような診察・検査を行います。
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腹部の触診:右下腹部を押して痛みがあるかを確認
→ 離したときに痛みが強くなる「反跳痛(はんちょうつう)」があれば、腹膜炎の可能性があります。
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血液検査:白血球や炎症反応の数値を確認
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画像検査:腹部エコー(超音波)やCTなどで虫垂の腫れを調べます
Sunnyキッズクリニックでは、虫垂炎が疑われる場合は小児外科や外科専門病院にご紹介し、必要な検査・治療を速やかに進めます。
🩺 急性虫垂炎の治療方法は3つ
症状の程度や進行具合に応じて、以下の治療法を選びます。
① 緊急手術(虫垂切除術)
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炎症が強い場合はすぐに手術で虫垂を取り除きます
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腹腔鏡(ふくくうきょう)手術で行う施設も増えており、傷が小さく回復も早いです
② 抗菌薬による保存的治療
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症状が軽ければ、抗菌薬で様子を見ることもあります
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ただし、再発のリスクがあるため注意が必要です
③ 待機的手術
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抗菌薬で症状を落ち着かせてから、後日手術を行う方法です
🌟 早期発見・早期治療が大切!
適切な治療を受ければ、虫垂炎は完治する病気です。
しかし、治療が遅れると虫垂が破裂して腹膜炎を起こす可能性があり、命に関わる状態になることも。
少しでも以下のような症状が見られるときは、早めにご相談ください。
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おなかの痛みが右下に移動した
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微熱・嘔吐が続いている
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症状が時間とともに悪化している
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元気がなく、ぐったりしている
📝 まとめ:おなかの痛みは「いつ、どこが、どう痛むか」が大事!
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急性虫垂炎は、「盲腸」とも呼ばれる子どもにも起こる病気です
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おへその周り→右下腹部へ痛みの場所が移動するのが特徴
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胃腸炎との見分けが難しいこともあるので、症状の変化に注意しましょう
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早期診断・早期治療で重症化を防ぐことができます
ご家族としても心配の多い「おなかの痛み」。
Sunnyキッズクリニックでは、お子さんの症状に寄り添いながら、必要に応じて適切な医療機関と連携してサポートいたします。
「ただの腹痛かな?」と迷うときも、どうぞお気軽にご相談ください🍀