子どもの病気コラム

小児皮膚疾患

水いぼについて

こんにちは。Sunnyキッズクリニック院長の若林です。

今回は水いぼについて勉強していきます!

お子さんの10%程度に感染する。

もともと皮膚が弱いお子さん、アトピー性皮膚炎のお子さんに多い。

1年以内には自然治癒するが、遅いと2-3年かかることもある。

水いぼを積極的に取るのは賛否両論。

水いぼってなに?

水いぼは伝染性軟属種というウイルスが、皮膚の小さな傷や毛穴から入り込み、皮膚に感染します。そこで増殖することにより、いぼとなって皮膚に出現します。潜伏期間は2週間から数ヶ月と言われています。感染経路としては、接触感染で水いぼが潰れてそこにいるウイルスが自分や他人の皮膚の傷や毛穴に接触することでそこの皮膚の細胞に感染します。そのため、タオルの接触、学校のプールの浮き輪やビート板の供用などで移ることがあります。

どんな症状が出るの?

皮膚と同色の1-5mmの隆起が多数出現します。いぼ自体は痛みや痒みもありませんぶつけたり、引っ掻いたりすると、水泡が壊れて、炎症が起きてそのあと消えていきます。いぼができてから消えていくスピードよりもいぼができるスピードの方が発症当初は早いため、最初は一定期間その数は増えていきます。しかし数ヶ月で、増殖は終わり、自然と消えていきます。体の中の免疫応答が進むと考えられていますが、詳細な免疫反応は明らかになっていません。

治療はどうするの?積極的にとったほうがいいの?

積極的な治療としては、外科的にピンセットをつかってつまんでとる方法や、液体窒素でいぼを凍結させる方法があります。両方とも痛みを伴う治療であるため、お子さんの負担も大きいです。皮膚も傷つけるので、二次感染の可能性もあります。ヨクイニンという漢方薬を飲むこともありますが、効果があるといった証拠がなく、飲ませる必要性は低いと考えられます。そのため当クリニックでは、積極的に治療せずに自然に治癒することを目指します。

その他:プールの参加はどうすればいい?

接触感染なので、もちろんプールなどで感染することもありますが、プールに関しては法的な規制はありません。学校感染安全法では、タオル、ビート板、浮き輪の共用を避ける事、露出部のいぼを覆っておくと記載されているだけなので、プールの参加は特に支障がないと考えます。プールの水を介した感染はありませんが、体に触れたものを共有することはやめたほうがいいと考えます。

 

お困りの際はいつでもご受診ください。

ではまた!